フラワーパワー!? ポーランドで注目の「園芸療法」
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■スイスから資金提供、富裕国との不均衡是正プログラムで
2013年、ケアホーム内に花壇や菜園、果樹園のあるセラピー公園の開設用として、スイスから140万ズロチ(約4200万円)の資金提供を受けた。これで施工費の85%が賄われ、残りは地元自治体が拠出した。
スイスは欧州連合(EU)には加盟していないが、EU古参の富裕国と、ポーランドのような比較的貧しい新加盟国との不均衡是正に貢献しようと、10年前から資金提供プログラムを運営している。
同ケアホームの入所者らは、医療介入を要する症状がある限りとどまることができるが、家族を訪ねるため一時的に離れたり、逆に訪問客を招いたりすることもできる。
日々のガーデンセラピーは、天候に左右される。 職員らによると、天気が悪いときや冬の間は、患者の気分もふさぎがちだという。
それでもある入所者は、家族に会いに出掛けたものの、予定を早く切り上げて施設に戻ってきた。職員らの話では、女性は「庭が恋しくて」と語ったという。(c)AFP/Michel VIATTEAU