【7月7日 CNS】チャン・ツィイー(Zhang Ziyi)が出資し、「主席体験官」を務めるベビー&マタニティーブランド「漂漂羽毛(Pretty Feather)」が北京(Beijing)鳳凰センター(Phoenix Center)で発表会を開いた。

 チャン・ツィイーは、2015年年末に女児「醒醒(Xingxing)」を出産。娘の紙おむつは特に気をつけて、国内外のものを試して選んだという。彼女がベビー&マタニティー業界に興味があることは以前から話題となっていた。2年近くの子育て経験から、紙おむつ業界は今後、急速に発展すると感じ、投資することにしたしたという。

 紙おむつは、ベビー&マタニティー業界では粉ミルクの次に人気のある産業の一つである。国内外の企業が紙おむつ市場を奪い合っている。

 2013年、二人っ子政策が発表されたその翌年から、紙おむつ市場の爆発的成長が始まった。「智研データ」(Abaogao.com)のデータによると、2013年に中国紙おむつ市場規模は250億元(約4175億円)に達し、2014年には16%増の290億元(約4843億円)まで増加した。2016年1月から二人っ子開放政策が全面的に実施されると、ベビー製品業界で一番関連が高い紙おむつ製品は高度成長期を迎えた。

 現在、中国内の紙おむつ業界は300億元(約5010億円)規模で、国内資本と外資がそれぞれ半分で、外国ブランドが10数社、国内ブランドが2000社ある。高級紙おむつの市場は日本の花王(Kao)、大王製紙株式会社(Daio Paper Corporation)、ユニ・チャーム(Unicharm)とアメリカのパンパース(Pampers)、ハギーズ(Huggies)、中国の安児楽(Anerle)など6大ブランドが占め、80%以上のシェアを誇っている。

 また、インターネット取引がますます浸透する中で、消費者の考え方も変化してきている。インターネットの力を借りてベビー&マタニティ市場に参入し、紙おむつを切り口にネット通販ブランドを作り上げている企業もある。「漂漂羽毛」や、それ以前にも、「小鹿叮叮(Deer Ting)」、「小米同学(Xiaomi Baby)」などの国産紙おむつブランドが存在している。

 中国オンライン販売大手の「京東(JD.com)」と21世紀経済研究院が共同で発表した「2016国内電子商消費行為に関する報告」によると、26~35歳のユーザーの割合が高く、紙おむつを購入する若い年齢層と一致する。

 「智研データ」によると、2017年中国の紙おむつ市場規模は500億元(約8350億円)に達し、2021年までの今後5年間で年平均14.43%の成長を維持していくだろうと予測している。(c)CNS/JCM/AFPBB News