【6月28日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のシンクタンク、米韓研究所(US-Korea Institute)の北朝鮮分析サイト「38ノース(38 North)」は28日、北朝鮮が22日ごろに小型ロケットエンジンの試験を行ったことを確認したと発表した。先週、米当局者がこの試験は大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発に向けたステップになり得ると示唆したことが報じられたばかりだった。

 38ノースは衛星画像の分析に基づき、北朝鮮が22日ごろに「小型ロケットエンジンの試験」を実施したとみられると発表した。ただし、北朝鮮北西部にある西海(Sohae)発射場で実施されたこの試験がICBM用エンジンに関するものであるかどうかは、衛星画像からは確認困難としている。

 10日に撮影された同発射場の衛星写真では、準備が行われている兆候はなかった。そのためこの写真は、北朝鮮が「事前の兆候をほとんどまたは全く示さずにこうした試験を行うことが技術と手配の面で可能」であることを示しているという。

 ある米政府関係者は先週、匿名でロイター通信(Reuters)に対し、北朝鮮が「ICBM開発に向けた最小のステップとなり得る」エンジンの試験を行ったと述べていた。(c)AFP