【6月25日 AFP】ラグビーテストマッチは24日、各地で行われ、日本は13-35でアイルランドに敗れた。

 主力抜きのアイルランドは前半だけで4トライを挙げるなど、3戦連続の50得点に向けて順調に進んでいた。試合が進むにつれて暑さのために疲れが見えたものの、アイルランドは十分な得点差をつけて2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)プールCで相まみえる日本に快勝した。

 アイルランドは先週の試合で日本に50-22で勝利し、この遠征の初戦では米国からも白星を挙げており、連戦を3連勝で終えた。

 主力選手がブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)に参加しているアイルランドだったが、前半31分までに四つのトライを奪取。

 一方の日本は同24分に松島幸太朗(Kotaro Matsushima)の向こう見ずなトライで得点を返すと、後半にはさらなる抵抗をみせた。

 山田章仁(Akihito Yamada)が日本の二つ目のトライを決める中、終盤にアイルランドはショーン・ライデー(Sean Reidy)がトライを決め、何とか後半の無得点を回避した。アイルランドのスタンドオフ、パディ・ジャクソン(Paddy Jackson)は5本すべてのコンバージョンキックを決めている。

 アイルランドとの2連戦を前にルーマニアに33-21で勝利していた日本は、再びポゼッション・ラグビーの手ほどきを受けることになった。

 主将のリーチマイケル(Michael Leitch)は、「姿勢の面では100パーセント出し切った。しかし、アイルランドは世界のトップ3のチームである理由を示した。ボール保持の仕方、プレー時の知性は、自分たちが手本にする必要がある。2019年に向けて戦術面も磨いていく必要がある」と語った。(c)AFP