【6月20日 AFP】人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ(Star Wars)」のレイア姫(Princess Leia)役で知られ、昨年12月に心臓発作を起こし亡くなった米女優キャリー・フィッシャー(Carrie Fisher)さんの遺体を検視した結果、体内からコカインや合成麻薬MDMA(通称「エクスタシー(Ecstasy)」)などの薬物が検出されたことが19日、明らかになった。

 フィッシャーさんは昨年12月23日にロンドン(London)からの渡航中に機内で倒れ、ロサンゼルス(Los Angeles)の病院に搬送されたが、4日後に死亡した。

 ロサンゼルス郡の検視当局がAFPに送付した検視報告書によると、フィッシャーさんの体内からは大量のアルコールとアヘン成分が検出された。コカインは発作までの3日間で摂取していたことが判明している。

 さらにヘロインの摂取も示唆されたが、摂取した量と時刻が特定できないため、フィッシャーさんの死にどの程度関与していたかは分からないという。

 検視報告書はフィッシャーさんの死因について、睡眠時無呼吸症候群に加え、心疾患や「複数回の薬物摂取」を含む「その他の不明な要因」だったと結論している。

 フィッシャーさんの娘で女優のビリー・ロード(Billie Lourd)さんは16日、米芸能誌ピープル(People)上で公開した声明で、「母は生涯を通じて薬物依存症や精神疾患と闘っていた。最終的に、それが原因で亡くなってしまった」と述べている。(c)AFP