【6月16日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)は15日、将来の守護神として嘱望されていた18歳のジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)が、チームとの契約延長に応じない意向を示したことに不満をあらわにした。

 ドンナルンマはイタリア代表でユベントス(Juventus)のGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)の後継者とみられており、ミランはクラブの将来を担う支柱に育てるべく同選手との契約延長を最優先事項としていた。

 ゼネラルマネジャー(GM)のマルコ・ファッソーネ(Marco Fassone)氏は、ドンナルンマの代理人を務めるミノ・ライオラ(Mino Raiola)氏と40分間の話し合いを終えた後、「ライオラ氏からたった今、ドンナルンマが契約に延長する意思はなく、これが最終決断であると伝えられた」と明かした。

「この決断に関して、とても失望している。しかし、われわれミランは前進していく」

 イタリアのメディアでは、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)やフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)がドンナルンマに興味を示していることをほのめかすライオラ氏の発言を受け、同GKが今夏に移籍市場に出されるとの臆測が流れていた。(c)AFP