【6月15日 AFP】(更新、写真追加)中国東部・江蘇(Jiangsu)省徐州(Xuzhou)市豊県(Fengxian)の幼稚園で15日、爆発が発生し、市当局によると少なくとも8人が死亡、65人が負傷した。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。負傷者のうち8人が重傷という。

 同市警察によると、爆発は幼稚園の門付近で発生。インターネット上で広まっている画像には、爆発の威力で着ている衣服が破れた人や、泣いている子どもを抱きしめる女性の様子が写っている。

 新華社によると、中国の郭声コン(Guo Shengkun)公安相は「迅速な」原因究明を指示するとともに、「人の集まる場所での潜在的な危険に対する警戒を強める」よう要請。捜査を指揮するため公安次官を現地に派遣した。

 だが中国国営英字紙・環球時報(Global Times)と中国青年報(China Youth Daily)は、屋台のガスボンベが爆発したとの目撃者らの話を伝えている。新華社が地元当局の話として伝えたところによると、犠牲者のうち2人は現場で、6人は治療中に死亡した。

 新華社通信は、爆発は園児らの退園中に起きたと伝えているが、豊県当局は、同園では当時授業が行われており、犠牲者の中に教諭や園児は含まれていないとしている。(c)AFP/Laurent THOMET