【6月22日 東方新報】違法に入手した3500万件を超える個人情報を転売したとして、中国・広州(Guangzhou)市の男が逮捕された。個人情報の内容はかなり詳細なものもあり、中には氏名や身分証のほか、住所、保護者連絡先、趣味などを含んだ中学生の情報まであった。

 男は広州市の借家内でインターネットを通じ、乗用車の持ち主、企業の経営者、中学生などといった集団の個人情報を、2015年9月からわずか9か月の間で3500万件を違法に入手。

 警察は2016年6月12日にこの男を逮捕、現場からノートパソコン1台と携帯電話1台を押収した。

 容疑者はインターネットで違法に販売されている1000件30元(約490円)の個人情報を購入し、さらにそれを1000件50元(約800円)で転売するといった方法で、3000元(約4万8000円)ほどの利益を得ていた。

 個人情報を違法に売買し、個人とその財産を侵害したとして懲役4年と罰金1万元(約16万2000円)の実刑判決が下された。(c)東方新報/AFPBB News