【6月13日 AFP】超人的な個人記録を打ち立てたにもかかわらず、NBAファイナルで敗れ去ったクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)が試合後、その悔しさと向かい合いながら、「あらゆる場所」で自分の思いをささげてきたと語った。

 ジェームズはNBAファイナルで平均33.6得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブルを記録する史上初の快挙を成し遂げたが、チームは12日の第5戦でウォリアーズに120-129で敗れ、シリーズ戦績1勝4敗で王座を明け渡した。

「チームの勝利と進化を手助けするために全力を尽くしている」と話すジェームズは、「練習でも、ビデオルームでも、自分の心の中でも、毎日のトレーニングでも、このチームがどんな障害に遭遇しようとも備えられるように努力しているんだ」と口にした。

「それがいつも勝利につながるかって?ノーだ。しかし、自分自身でいつも聞かせているように、練習でもコートでも努力していれば、常に前進して後ろを振り返ることはなくなる」

 ウォリアーズとの3季連続のファイナルで、タイトル獲得を逃したのはこれが2度目となったキャバリアーズは、今こそその努力が必要となっている。1勝3敗の劣勢から大逆転でタイトルを獲得した昨季のファイナルで、ジェームズは得点、リバウンド、アシスト、スティール、そしてブロックでシリーズトップの成績を記録するという前人未到の快挙を成し遂げた。

 12日の試合でもゲームハイの41得点を記録したジェームズは「毎試合、コートですべてをささげてきた。だから、頭を下げる理由は何もない。ただ、自分の番ではなかっただけだ」と冷静を保った。