【6月13日 AFP】エーゲ海(Aegean Sea)で12日、マグニチュード(M)6.3の地震があり、ギリシャのレスボス(Lesbos)島で女性1人が死亡した。さらに10人が負傷したほか、住宅が損壊・倒壊するなどの被害が出ている。当局者が明らかにした。

 米地質調査所(USGS)によると、震源はレスボス島プロマリ(Plomari)の南11キロで震源の深さは約10キロ。その後も余震が続いた。

 レスボス島の当局者によると、女性はブリサ(Vrisa)村で自宅が倒壊、約7時間にわたってがれきに閉じ込められていたが、引きずり出されて死亡が確認されたという。同村では複数の住宅が崩れ落ちた。

 ギリシャのエーゲ海地域の知事は地元テレビ局ERTに対し「厳しい状況だ。大きな災害に見舞われている」と説明。約10人がけがをしたことも明らかにした。

 ギリシャのヒオス(Chios)でもより軽微な被害が報告されているほか、トルコ西部イズミル(Izmir)でも揺れが感じられた。(c)AFP/John HADOULIS