【6月11日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は10日、各地で行われ、グループFのイングランドは、代表で初めてキャプテンマークを巻いたハリー・ケイン(Harry Kane)のゴールで土壇場で同点に追いつき、スコットランドと2-2で引き分けて金星献上を逃れた。

 後半25分にアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)のゴールで先制したイングランドだったが、終盤にスコットランドのリー・グリフィス(Leigh Griffiths)に見事な直接FKを連続で決められ、そのまま2009年10月以来の予選黒星に近づいているかにみえた。

 ところが息詰まる試合の最終盤、イングランドは長いクロスにファーサイドのケインが合わせて同点に追いつき、グループF無敗を守るとともに、1999年以来となるスコットランドのイングランド戦勝利を阻んだ。

 イングランドのギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は、「この終わり方は大きい。チームの精神はこういう場面をくぐり抜けることで鍛えられていく。目的は予選突破で、今はグループ首位に立っている。勝つことはできなかったが、試合展開を考えれば1ポイントを喜ぶべきだろう」とコメントした。

 イングランドは同日の試合でリトアニアに2-1で勝利した2位スロバキアに勝ち点2差に詰め寄られたものの、グループ首位を守っている。チームは13日、パリ(Paris)でフランスと親善試合を行う。

 一方、ケインの代表6得点目は、スコットランドのゴードン・ストラカン(Gordon Strachan)監督にとっては不意打ちのような一発となった。スコットランドはグループ4位にとどまり、プレーオフに出場できる可能性がある2位との勝ち点差は4に広がった。

 それでも、土壇場で1-0の勝利を収めた3月のスロベニア戦に続き、スコットランドは1998年のW杯フランス大会以来となる主要国際大会の出場に向け、またしても希望が膨らむ試合をみせた。

 ストラカン監督は「もし勝っていれば、60歳にして、私のサッカー人生で最高の試合になっていただろう。選手たちは素晴らしかった。これ以上ない出来だった。ミドル級とヘビー級の戦いのような試合だった」と語った。(c)AFP/Tom WILLIAMS