【6月8日 AFP】120人超を乗せたミャンマーの軍用機がアンダマン海(Andaman Sea)に墜落した事故で、同国南部の海岸では数百人もの人々が集まって安否に関する情報を待つ中、機体の残骸から最初に収容された遺体が到着した。

 軍用機は7日、同国南部の都市ミェイク(Myeik)から最大都市ヤンゴン(Yangon)に向かう途中に消息を絶った。

 海軍の船舶と空軍の航空機が捜索を行う一方、昼過ぎまでに軍最高司令官室は、ダウェイ(Dawei)付近の沖合で、海軍の艦船が機体の残骸を発見し、女性10人、男性1人、子ども8人、計29人の遺体を収容したと発表した。

 サンラン(San Hlan)の海岸では、傘を握りしめながら地元住民や親族らが、遺体をのせた漁船が到着する様子を見つめる一方、NGOのスタッフや私服姿の兵士らが、マスクと手袋を着用し、船から遺体を運び出した。(c)AFP