レアル・マドリードが欧州CL史上初の大会連覇、ロナウド2得点
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■レアルが後半の3得点で勝負を決める
試合は前半20分にレアルが先制。右サイドのダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)にボールを展開したロナウドは、カルバハルからのリターンパスに合わせてシュートを放つと、ボールはユベントスのDFレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)に当たってゴール左隅に吸い込まれた。
3回のチャンピオンズリーグ決勝で得点した初めての選手となったロナウドだが、対するユベントスもマンジュキッチのスーパーゴールで試合を振り出しに戻した。こちらはチャンピオンズリーグ決勝の歴史でもとりわけ素晴らしいゴールとなった。
前半27分、ボヌッチのロングパスをアレックス・サンドロ(Alex Sandro)がダイレクトで中央へ折り返すと、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が胸でつなぎ、最後はマンジュキッチが胸トラップから倒れ込みながら見事なボレーシュート。ボールはGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)が必死に伸ばした手の先を抜けてゴールに入った。
後半に入るとレアルが攻勢を強めた。ルカ・モドリッチ(Luka Modric)がミドルシュートでジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)を脅かすと、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)はきわどいクロスを送ったがロナウドにはわずかに届かなかった。
迎えた後半16分、レアルはカゼミーロのゴールで勝ち越しに成功。こぼれ球を拾ったカゼミーロがペナルティーエリア外から右脚を振りぬくと、ボールは元レアルのサミ・ケディラ(Sami Khedira)のかかとに当たってコースが変わり、ブッフォンにはどうしようもない場所へ飛び込んだ。
レアルはその3分後、ロナウドがメッシを1得点上回る今大会12得点目を記録。右サイドのタッチライン際へ跳び出してボールを受けたモドリッチがゴール前へクロスを入れると、ニアに走り込んだロナウドがボヌッチの前で合わせて決定的な追加点を挙げた。
ユベントスはダニエウ・アウベス(Daniel Alves)のFKにサンドロが頭で合わせたがシュートは枠を外れ、さらにクアドラドが退場となって万事休す。最後は終了間際、マルセロの折り返しを交代出場のアセンシオが流し込んでレアルがとどめを刺した。(c)AFP/Tom WILLIAMS