【6月15日 AFP】米ルイジアナ(Louisiana)州南部のジャン・チャールズ島(Isle de Jean Charles)で暮らす先住民たちは、100年以上もの間、バナナやナッツの木々が広がるこの地で漁や狩り、農業をして生活していた。しかし1955年以降、島の90%以上が水没してしまった。

 伐採業者や石油会社が運河を開いたことで、島の大部分が浸食されたことなどが背景にある。わずかに残る土地も、海面上昇により水没するとみられている。米連邦政府機関による複数の報告書が、ジャン・チャールズ島とそこで暮らす住民たちが危機的な状況にあると指摘している。(c)AFP