【6月3日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2017)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、通算9度の大会制覇を誇る第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-0、6-1、6-0でニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)に圧勝し、ベスト16入りを果たした。

 この試合でわずか1ゲームしか落とさなかったナダルは、オープン化以降では史上6人目となる「トリプルベーグル」まであと一歩に迫る圧倒的な強さで相手を容赦なくたたきのめし、改めて優勝候補の大本命であることを示した。

 31歳になる3日には、レアル・マドリード(Real Madrid)対ユベントス(Juventus)の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝を見ながら誕生日を祝う計画があるというナダルは、「完璧?それはどうかな。きょうはとても良いプレーをしたと思う。重要なのはこのまま勝ち進み、久しぶりに最高の舞台で試合をすることだ」とコメントした。

 ナダルは次戦、同胞のロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)と準々決勝進出を懸けて対戦する。

 第5シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)は、ギジェルモ・ガルシア・ロペス(Guillermo Garcia-Lopez、スペイン)の途中棄権により、6-1、1-0で16強入りを果たした。

 2014年大会で準々決勝に進出した実績を持つラオニッチは、世界ランク153位のガルシア・ロペスが第2セットに太ももを痛めてプレーを諦めたため、わずか28分間で勝利を手にした。

 ラオニッチの次戦の相手は、第20シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)に決まった。カレーニョ・ブスタは、第11シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を7-5、6-3、6-4のストレートで退けた。(c)AFP/Martyn WOOD