ワインの本場、仏ブルゴーニュに中国人学生急増 需要拡大背景に
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■体得してもらいたいのは「フランスのエスプリ」
ブルゴーニュ産も人気の面では引けを取らず、中国市場でボルドー産の強力なライバルになってきている。SWSBのジェローム・ガロ(Jerome Gallo)校長も、ブルゴーニュは質の高いフランスワインの代表格だと胸を張る。
SWSBでは、中国からの入学志願者の一部を断らざるを得なかったという。アジアと欧州の学生らの人脈づくりの場を提供したいという狙いから、学生らの出身国が偏らないようにするためだという。
その一方で中国人学生は、フランスワインを母国に広めてくれる未来の顧客、またPR役としても歓迎されている。
ガロ校長は「私たちが彼ら(中国人学生ら)に望むことは、ただフランスワインを売ってほしいというだけでなく、本校やブルゴーニュ、ひいてはフランスのエスプリを持ち帰ってもらうことだ」と話している。(c)AFP/ Olivier DEVOS