中国河北省の重要無形文化遺産「打樹花」、端午の夜空を飾る
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【6月1日 CNS】中国・河北(Hebei)省の重要無形文化遺産である「打樹花(Dashuhua)」の行事が29日、張家口(Zhangjiakou)市宣化(Xuanhua)の假日緑島文化園(Holiday Green Island Cultural Park)にて開催された。
「打樹花」は河北省張家口市の伝統民族文化活動のひとつで、500年余りの歴史がある。昔、花火が高級品で富裕層だけが楽しめる娯楽だった頃、村の鍛冶職人が液体鉄を建物の壁に向かってまいたところ見事に美しい花となったことから、毎年行われるようになった。
端午節の3連休期間、河北省張家口市内の各地で「打樹花」や「挎鼓(肩にかけた太鼓を叩く行事)」、「二人台(漫才に近い演芸)」など50以上の中国国家、省級重要無形文化遺産が披露され、端午節を祝いながら伝統文化を伝承する取り組みが行われた。
この花火の祭典は、液体鉄を古城の城壁に高々と投げつけて無数の火花を散らせるというもので、枝葉の茂った木の「こずえ」のようだということで「樹花」の名が付いている。(c)CNS/JCM/AFPBB News
この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。