【5月31日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は30日、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督との契約解除を発表した。しかしながらクラブ側は、指揮官とクラブの最高経営責任者(CEO)との不和が退任の理由ではないと強調している。

「成功をもたらしてくれたトーマス・トゥヘルと彼のスタッフの仕事に感謝している」と発表したドルトムントは、「退任に至ったのは、二人(トゥヘル監督とCEO)の意見の相違が原因ではない」と付け加えている。

 トゥヘル監督とハンス・ヨアヒム・ヴェツケ(Hans-Joachim Watzke)CEOとの関係は、4月11日にチームバスを襲った爆発事件を境に冷え切っていったと報じられている。

 ASモナコ(AS Monaco)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準々決勝第1戦へ向かう途中、ドルトムントの選手らを乗せたチームバスの近くで3度の爆発が起き、マルク・バルトラ(Marc Bartra)と警官1人が負傷した。

 事件から24時間も経たずして試合は開催されたが、トゥヘル監督は自身とショックに見舞われた選手たちが試合開催の決定に関与しなかったことに不満を漏らしていた。ヴェツケCEOはトゥヘル監督との不仲は事実ではないとし、報道にいら立ちを隠していない。

 クラブは声明で、「ボルシア・ドルトムントというクラブの利益は、個人や個人間で起こり得る意見の不一致よりも常に優先される」と発表し、監督とCEOの不仲説の火消しを図っているが、契約解除の理由の詳細については明かさないとしている。

 なお、契約を1年残していたため、その解除金としてトゥヘル監督には250万ユーロ(約3億1000万円)が支払われると伝えられている。(c)AFP