【5月30日 MODE PRESS】J・K・ローリング(J.K. Rowling)がA5サイズのハガキ両面に800語で執筆した「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズ前日譚の原稿が、所有者の英バーミンガム(Birmingham)の自宅から盗まれた。

 ローリングは、ツイッター(Twitter)で約1000万人いるファンにメッセージを送信。「もしオファーを受けても、買わないで。著者の自由な活動を支援する団体English PENの支援者がチャリティーオークションで入札したものよ」と呼びかけた。

 この作品は9年前にオークションにかけられ、2万5000ポンド(約360万円)で落札された。物語は主人公のハリー・ポッターが生まれる3年前、ハリーの父ジェームズ・ポッター(James Potter)とゴッドファーザーのシリウス・ブラック(Sirius Black)が10代だった頃に焦点を当てている。二人はバイクチェイスの後、二人の "マグル" 警官から箒(ほうき)を使って脱出するという内容。

 また、ウエストミッドランド(West Midlands)警察も「ハリー・ポッター」のファンにこの作品を見かけたら通報するよう呼びかけている。PCポール・ジョーンシー(PC Paul Jauncey)捜査官は、「ハリー・ポッターのファンはこの作品を購入したがるだろうが、作品を目撃したり、購入を持ちかけられたりした際は、すぐに警察に連絡してほしい」とコメントした。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS