ノルウェー国立図書館、ナイジェリア文学のデジタル化へ
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【5月30日 AFP】ノルウェー国立図書館(The National Library of Norway)は29日、ナイジェリア文学作品のデジタル化に向けたおそらく初めての協定を締結すると発表した。関係機関はこれについて、「アフリカのデジタル図書館」創設に向けた第一歩だとして期待を寄せている。
北極圏の縁に位置するノルウェー北部の町モーイラーナ(Mo i Rana)にあるノルウェー国立図書館は、ナイジェリア国立図書館所蔵の書籍の一部をデジタル化する計画を進めている。
ノルウェー国立図書館のアスラク・シラ・ミューレ(Aslak Sira Myhre)館長は声明で、「目標は、このプロジェクトが他の国々の手本となり、アフリカ文学を揃えた本格的なデジタル図書館の創設に寄与すること」と述べた。
6月10日にナイジェリアの首都アブジャ(Abuja)で締結予定の同協定には、まずはハウサ語やイボ語、ヨルバ語で書かれた作品を対象とすることが記されている。
ノルウェー国立図書館は2014年、困難な著作権問題について権利者らと革新的な合意に至ったことから、2001年以前に出版された実質全てのノルウェー文学作品をデジタル化し、インターネット上で無料閲覧を可能にすると発表して大きな話題となった。
ノルウェー作品のデジタル化は、今年中に完了する見込み。(c)AFP