【5月26日 AFP】韓国国防省報道官は25日、上官から性的暴行を受けたとされる同国海軍の女性将校が自殺したとみられると発表した。

 女性将校(大尉)は24日、自宅アパートで遺体となって発見された。「明日、私はもうこの世にはいないでしょう」と書かれたメモが残されていた。

 報道官は「女性将校は自殺したとみられる」とAFPに語った。将校は最近、性的暴行を受けたと友人男性に話していたという。

 憲兵隊は上官の大佐を容疑者として逮捕した。報道官によると、同容疑者は女性将校と性的関係を持ったことは認めたものの、性的暴行の容疑は否定している。

 人権活動家らは、政府が防止策を講じているものの、軍内部における性的暴力事件は絶えることがないと指摘している。

 昨年公表された議会の調査によると、それまでの5年間で上官から性的暴行を受けた女性兵士は111人に上った。(c)AFP