英マンチェスター爆発事件、これまでに分かったこと
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■実行犯
大マンチェスター警察(Greater Manchester Police)のイアン・ホプキンス(Ian Hopkins)署長は23日、実行犯の身元をサルマン・アベディ(Salman Abedi)容疑者と発表。所持していた「即席爆発装置(IED)」を爆発させ死亡したと述べた。
報道によると、アベディ容疑者の両親は、リビアのムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)元大佐の独裁政権から逃れて来たリビア人で、アベディ容疑者は4人の子どものうちの3番目としてマンチェスターで生まれたとされる。
英国のアンバー・ラッド(Amber Rudd)内相は24日、アベディ容疑者については情報機関が把握していたことを明らかにし、また単独での犯行ではない「可能性」を指摘した。ホプキンス署長も、単独の犯行でないとの見解を示している。
警察当局は23日、事件に関与した疑いで23歳の男を逮捕。24日にも、マンチェスター市内および周辺地域で女1人を含む5人を新たに逮捕した。23日の家宅捜査では、現場で制御爆破を行ったことも明らかにしている。
同日、アベディ容疑者の弟と父親の身柄がリビア治安当局によって拘束された。匿名で取材に応じた容疑者の親族によると、弟のハシム・アベディ(Hashem Abedi)も英国生まれだという。
当局によると、弟は爆破計画について知っていたとされ、また兄弟ともにイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のメンバーだという。
フランスのジェラール・コロン(Gerard Collomb)内相は、英情報機関から提供された情報として、アベディ容疑者がリビアを訪れた後に過激思想に傾倒したことを明らかにし、シリアに渡航歴した可能性もあるとした。
ISは、事件の犯行声明をソーシャルメディアを通じて発表している。「カリフの戦士1人が群集の間に爆弾を仕掛けた」と述べ、攻撃はさらに続くと脅迫した。