ルーマニア副首相は7時半に晩餐会の予定があるにも関わらず、秀水街に駆けつけ、17枚のシャツと3着のパジャマを手早く買って帰った。

 さすがに夫人たちは買い物上手で、中国らしいものを好んで選ぶ。一番人気だったのは、シルク、お茶、磁器や書画。

 秀水街は90年代後期から、中国本土からの偽物商人が入ってきたことで、外国ブランドアパレル、時計、メガネなどのコピー商品があることで有名になっていたが、その後北京を訪れた外国人が足を運ぶようになり、現在では400店あまりの販売ブースと億単位の年間売上高を実現した。

 フランス前大統領シラク氏、アメリカ前国務長官ベイカー夫人もかつては一般客として秀水街までやってきて、服を購入した。

 今日、秀水街はかけがえのない地位を築いた。現地でブランド、ファッション、多様な文化を混ぜ合わせ「秀水逸品廊下」というブランド服飾店を経営している孫社長は、誇らしげに秀水街の成功の秘訣を分析した。浙江省(Zhejiang)から来た彼女は秀水街で13年も経営し、2005年の新旧秀水街の交代も体験した人物だ。

 2005年1月6日、「秀水市場」がリニューアル工事の為閉店。3月19日、古い露天屋台の「秀水市場」にさよならを告げ、「新秀水街」がオープンした。建築面積2万8000平方メートル、販売ブースは1500箇所、それら店舗が連なる「秀水街」。それはすでにデパートのようなショッピングセンターと化している。

「『新秀水街』は『街』の形を生かし、特色のある商品を増やし、営業時間も延長した。国内外にも人気高い『シルク街」をそのまま残したのは正解でしたね」と経営者の秦さんは語る。5平メートル未満の小さな工芸品ショップですらも毎日結構な収入を得ている。

 過去に、秀水街は高度なブランド模倣品に魅せられて海外の観光客がやってきた。だが、現在の秀水街は変わりつつあり、生まれ変わった秀水街ならではのブランド作りに専念している。(c)東方新報/AFPBB News