【5月20日 AFP】2016年リオデジャネイロ五輪の大会組織委員会は19日、選手の勲章であるメダルの色が剥がれてしまう問題が相次ぎ、新品に交換する手続きを進めていると発表した。昨夏のリオ五輪では推定2021個のメダルが授与されたものの、その多くでメッキが剥がれ始めている。

 リオ五輪の広報担当者マリオ・アンドラーダ(Mario Andrada)氏は、「メダルの6~7パーセントで表面に問題が起きています。気候の違いによるものと思われます」と明かし、「国際オリンピック委員会(IOC)と連携し、欠陥があるメダルを交換するシステムを準備している」と語った。

 アンドラーダ氏はまた、問題が起きているのはほとんどが銀メダルで、メダルを製造したブラジル造幣局が対応を進めていると述べた。

 リサイクルされた二次原料で作られたリオ五輪のメダルが、退色したり表面のメッキが剥がれたりしている醜態に直面し、同委員会は「メダルは修理するか交換します」と述べた。(c)AFP