【5月18日 AFP】16-17フランス・リーグ1は17日、第31節延期分の試合が行われ、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が今季15点目を決めたASモナコ(AS Monaco)が2-0でサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)を下し、17年ぶりのリーグ制覇を達成した。

 本拠地ルイII世スタジアム(Stade Louis II)にサンテティエンヌを迎え入れたモナコは前半19分、スルーパスに抜け出したエムバペが先制点を決めると、試合終了直前にはヴァレル・ジャーメイン(Valere Germain)もネットを揺らし、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のリーグ4連覇に終止符を打った。

 モナコの主将ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)は試合後、カナル・プリュス(Canal Plus)に対し「ついに私たちがチャンピオンだと言える。このチームと選手たちを本当に誇りに思う。私にとっては夢だったし、最高にうれしい」と語った。

 14日の試合でリール(Lille OSC)に4-0で大勝していたモナコは、すでに2位を得失点差で大きく上回っていたため、この日は引き分け以上で8度目のリーグ優勝が決まることになっていた。

 リーグ戦の連勝を11に伸ばしたモナコは勝ち点92とし、2位PSGに同6差をつけている。また、敵地で行われる20日のレンヌ(Stade Rennes FC)戦で勝利すれば、クラブ史上最多となる1シーズン30勝に到達する。

 エムバペは「最後までペースを保ち続けたPSGやニース(OGC Nice)といったチームに対し、私たちは一貫して耐え抜くことができた。彼らにとっては残念な結果となったが、私たちにとってはラッキーなこと。トロフィーを持ち帰るのは私たちだ」と喜んだ。

 モナコは、クロード・プエル(Claude Puel)元監督がファビアン・バルテズ(Fabien Barthez)氏、ダビド・トレゼゲ(David Trezeguet)氏、ウィリー・サニョル(Willy Sagnol)氏を擁したメンバーで1999-2000シーズンを制して以来、リーグ優勝から遠ざかっていた。(c)AFP