【5月10日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)が9日、FCバルセロナ(FC Barcelona)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との争奪戦を制し、スコットランド・プレミアリーグのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)に所属する15歳の神童ビリー・ギルモア(Billy Gilmour)と契約したことが分かった。レンジャーズが発表した。

 レンジャーズはスコットランドU-17代表であるギルモアの残留を望んだが、本人の意向にあらがうことはできず、ギルモアは今夏からチェルシーのアカデミーに加わることになった。移籍金は50万ポンド(約7400万円)と報じられている。

 ギルモアはレンジャーズのトップチームでの出場はないが、アーセナル(Arsenal)、ユナイテッド、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)といった国内外のビッグクラブから関心が寄せられ、多くのスカウトが送り込まれていた。

「クラブはビリーにレンジャーズに残ってほしかったが、彼がプレミアリーグに行くことをはっきりと望んだので、われわれにとって重要なのは彼の商業的な価値を最大化することだった。われわれはこのことを遂行したと思う」

「多くのプレミアリーグのクラブをはじめ、欧州中のビッグクラブが彼のことを追っていた。これはわがアカデミーから排出された選手のクオリティーを示している」(c)AFP