■試合は約3時間に及ぶ死闘に

 試合は第1セット、ブシャールが2-4とリードされた状態から反撃を開始。第11ゲームで相手のサービスブレークに成功すると、シャラポワと5度目の対戦にして2度目のセット奪取を果たした。しかし、第2セットに入るとシャラポワが正確性を取り戻し、試合の主導権を奪還。ゲームカウント2-2から4ゲームを連取し、グランドスラム通算5勝の実力をみせた。

 最終第3セットでは、互いにサービスキープに苦しみ、計14個のブレークポイントをしのぎ合う展開に。しかし、ゲームカウント5-4でブシャールがサービングフォーザマッチを迎えると、最後は2本のブレークピンチに直面しながらも約3時間に及ぶ死闘に終止符を打った。

 勝利が決まるとジャンプして喜びを爆発させたブシャールは次戦、カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)に6-2、1-6、7-5でフルセット勝ちを収めた第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と激突する。

 この日行われたその他の試合では、世界3位で第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が3-6、3-6でアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)にストレート負けを喫している。

 一方の男子シングルス1回戦では、第15シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が同胞のジル・シモン(Gilles Simon)に6-0、0-6、6-7(0-7)と荒れた試合の末に敗れた。

 第10シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)、第11シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)、第12シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)らは順当に2回戦へ駒を進めている。(c)AFP/Kieran CANNING