【5月7日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は6日、第32節の試合が行われ、RBライプツィヒ(RB Leipzig)はティモ・ヴェルナー(Timo Werner)の2得点などでヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に4-1で勝し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の本戦出場権を獲得した。

 飲料大手レッドブル(Red Bull)の下で2009年に創設されたライプツィヒは、7年間で4カテゴリーを駆け上がり、今季から戦いの舞台を1部リーグに移していたが、充実した1部リーグの初年度でチャンピオンズリーグ本戦の出場権まで手に入れた。

 昇格直後に欧州チャンピオンズリーグの本戦出場権を獲得したのは、ブンデスリーガでは1998年のカイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)以来、約20年ぶりとなる。

 ベルリン(Berlin)まで遠征した1万人のファンの前で3位以内を確保し、欧州CLのグループステージ行きを決めたライプツィヒのラルフ・ハッセンヒュッテル(Ralph Hasenhuettl)監督は、「とても誇らしい。これだけ多くのファンの前で祝えるなんて最高だ」と語った。

 今季のリーグ戦で計19得点を記録し、21歳でドイツ代表にも選出されたヴェルナーも「シーズンを通して考えれば、僕らはチャンピオンズリーグにふさわしい。大きなことを成し遂げ、欧州最高峰のクラブの輪に加わることができた」とコメントしている。

 一方、敗れた5位ヘルタにも、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)出場の可能性が残されている。

 前節に優勝を決めたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、フアン・ベルナト(Juan Bernat)のゴールでダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)に1-0で競り勝った。この結果、ダルムシュタットの2部降格が決まった。

 ブンデスリーガ5連覇を決めたバイエルンだが、この日は本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で最下位のチームに手こずり、ベルナトの1点を守り切って勝利した。ベルナトは前半18分、相手DFを巧みにかわしてアウトサイドで冷静にシュートを流し込んだ。

 一方のダルムシュタットは終盤にPKを獲得し、勝ち点1をもぎ取るかに見えたが、ハミト・アルティントップ(Hamit Altintop)のキックはGKに止められた。この結果、残り2試合で残留圏内との勝ち点差が9となり、降格が決定した。(c)AFP/Ryland JAMES