【5月7日 AFP】16-17スペイン1部リーグは6日、第36節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は4-1でビジャレアル(Villarreal CF)に勝利。リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の「MSN」は全員ゴールを決め、今季の合計得点数を102得点に伸ばした。

 バルセロナは前半21分、メッシのシュートが相手に当たって流れてきたボールをネイマールが押し込んで先制したが、ビジャレアルはその11分後、セドリック・バカンブ(Cedric Bakambu)がジェラール・ピケ(Gerard Pique)をスピードで振り切って同点ゴールを決めた。好調のバカンブは、最近6試合で7得点目となった。

 それでもバルセロナは前半終了間際、メッシのミドルシュートが相手DFに当たって入る幸運な形で勝ち越しに成功。これでメッシはシーズン50得点に到達し、スアレス、ネイマールと合わせたゴール数も100の大台に乗った。

 バルサはその後、スアレスがハウメ・コスタ(Jaume Costa)を切り返しでかわし、相手GKの手をはじく低く鋭いシュートで3人合計101得点目を決めると、後半37分にはネイマールが華麗な足技を見せた流れから、コスタがやや不運なハンドを犯してPKを獲得し、これをメッシがど真ん中へのチップキックで決めて試合を締めくくった。

 バルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は「すべてのサッカーファンが、ネイマールのプレーを高く評価すべきだ。彼のプレーはサッカーというよりはバレエに見えることがある。ずば抜けていて、美しく、効果的で華麗だ」とコメントした。

 バルセロナはこれで勝ち点を84に伸ばし、直接対決の成績でレアル・マドリード(Real Madrid)を上回って首位を守った。消化はレアルの方が1試合少ないが、3トップの活躍でレアルへの重圧を保つことに成功している。(c)AFP/Kieran CANNING