【5月5日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)は4日、準決勝の第1戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は後半22分にマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)がFKから得点を挙げて1-0でセルタ(Celta de Vigo)を下し、決勝進出に前進した。

 セルタはGKセルヒオ・アルバレス(Sergio Alvarez)がハーフタイムを前にラシュフォードやヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)、ジェシー・リンガード(Jesse Lingard)のシュートをセーブし、0-0の状況を守った。

 しかしアルバレスは、ラシュフォードの肝をつぶすようなFKでは逆を突かれ、ユナイテッドは24日にスウェーデン・ストックホルム(Stockholm)で行われる決勝へ大きな一歩を刻んだ。

 ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、膝の靱帯(じんたい)を負傷したチーム得点王のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の代役を務めたワンダーキッドを称賛した。

「彼はサッカーに心を奪われた19歳の少年だ。彼は努力し、成熟している。大事なことは実力であって彼の年齢ではない」

 ラシュフォードの今季11点目は、クラブ初となるヨーロッパリーグ制覇だけでなく、その勝者に与えられる来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)出場権にチームを前進させた。

 モウリーニョ監督は続けて、「前半はセルヒオがいくつも好セーブをみせていた。試合の始め方や、前半に試合を支配していたことを考えると、もっと良い結果が妥当だと思う。とはいえ難しい相手、難しいスタジアムだった。選手とその働きぶりには十分に満足している」とコメントした。(c)AFP