【4月28日 AFPBB News】世界中の盆栽愛好家が集い交流する「第8回世界盆栽大会(World Bonsai Convention)」が28日、さいたま市で始まった。主要会場のさいたまスーパーアリーナ(SAITAMA SUPER ARENA)では、推定樹齢1000年超の真柏(しんぱく)など愛好家垂涎(すいぜん)の的が300点以上展示されているほか、国内のみならず海外8地域から招いた人気盆栽作家がデモンストレーションを行う。植木や道具などの販売ブースも数多く設けられ、来場者たちが食い入るように眺める姿が見られた。

 同大会は、1989年に旧大宮市での初開催以来、4年おきに米国、韓国、ドイツ、プエルトリコなど世界各国で催されてきた。28年ぶりの国内開催を迎えた今年は、テーマを「次の100年へ(Towards the Next 100 Years)」とし、江戸時代から続く皇居の盆栽や器、市内の小学生たちが育てた鉢などを披露し、伝統の継承や、若い世代への普及をアピールしている。30日まで。(c)AFPBB News