『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督が死去、73歳
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【4月27日 AFP】映画『羊たちの沈黙(The Silence of the Lambs)』で米アカデミー賞(Academy Awards)監督賞を受賞した映画監督のジョナサン・デミ(Jonathan Demme)さんが26日、米ニューヨーク(New York)で死去した。73歳。デミさんの広報担当者によると、がんの闘病生活を送っていたデミさんは家族に見守られながら亡くなったという。
デミさんは40年にわたるキャリアにおいて、ラブコメディーから社会的、政治的なドキュメンタリーまで多くの作品を世に送り出した。
1991年に公開された『羊たちの沈黙』は、猟奇殺人犯ハンニバル・レクター(Hannibal Lecter)をアンソニー・ ホプキンス(Anthony Hopkins)さんが、米連邦捜査局(FBI)捜査員クラリス・スターリング(Clarice Starling)をジョディ・フォスター(Jodie Foster)さんが演じ、大ヒットを記録。1992年のアカデミー賞では作品賞、主演男優賞、主演女優賞を含む主要5部門を受賞した。
フォスターさんは娯楽誌バラエティ(Variety)のウェブサイトに掲載された声明で、「友人であり相談相手でもある人を失い、心が引き裂かれる思いだ。並外れていて、ダイナミックな人だった」と述べた。
デミさんの葬儀は近親者のみで行われる。(c)AFP/Jennie MATTHEW