【4月19日 AFP】フィリピン北部のヌエバエシハ(Nueva Ecija)州で18日、バスが24メートル下の渓谷に転落し、31人が死亡した。地元の警察当局によると定員超過が事故の原因の可能性があるという。

 警察当局によると、この事故により46人が負傷し、うち4人は重体だという。また当局高官は、転落したバスのタイヤが破裂していたことから「(バスは)定員を超過していたようだ」と述べ、バスの重量がタイヤの限界を超えていたとする見解を明らかにした。

 また死者・負傷者の数から、バスには当初の見立てよりもはるかに多い、77人が乗っていたとみられるという。

 当局高官は捜査中であることを理由に、事故の責任の所在については語らなかった。

 フィリピンでは古くてメンテナンスが行き届いていないバスも多く、夜には道路の明かりが不十分なことから交通事故が頻繁に発生している。(c)AFP