【4月16日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは15日、第33節の試合が行われ、ボーンマス(AFC Bournemouth)に4-0で勝利したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、リーグ首位のチェルシー(Chelsea)を追う戦いが熱を帯びる中で、落ち着きをなくした昨季の失速を繰り返したりはしないと語った。

 レスター・シティ(Leicester City)との優勝争いを繰り広げていた昨季終盤、トッテナムはウェストブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)戦、チェルシー戦と続いた荒れ模様の試合で警告と出場停止が重なり、そこから失速していった。しかし、この日の勝利を見届けたポチェッティーノ監督は、選手の成長を実感している。

 ポチェッティーノ監督は「われわれは多くを学んだ。昨季終盤は最悪だった。レスターとの戦いだけでなく、WBAやチェルシー、さらにはメディア、人々との戦いで多くのエネルギーを使ってしまった。すべてと戦い、たくさんのエネルギーを消費してしまった」と語った。

「今は目の前の対戦相手に集中している。時間とエネルギーを、試合で最高のプレーをするために使えている。それは大きな進歩だ。メンタリティーや信念の改善が、今季開幕からのわれわれの課題だった。今のチームを見れば、大きく成長しているのがわかると思う」

 昨季のトッテナムは、レスターの後に試合が組まれることが多かったが、最近はチェルシーよりも先に試合を行い、相手に重圧をかけることができている。今節でも、16日に行われるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)対チェルシー戦を前に、トッテナムは首位との勝ち点差を暫定で4に縮めた。

 ポチェッティーノ監督も、その点はチームに有利に働くとの見解を示し、さらには先日、レスターの前監督クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)氏が「昨季はすべてがうまくいった」という言葉を引き合いに出し、メディアを警告した。

「勝利すれば、相手に大きなプレッシャーをかけられる。昨季はレスターより先にプレーする機会に恵まれなかった」

「『世界は自分たちのもので、すべてがレスターを助けるために働いていた』とラニエリ氏は言っていた。昨季、私がそんなことを言ったら、(記者は)『こいつは頭がおかしい』と思っただろう。だけどラニエリ氏は先日、そう言っていた。みなさんも私や選手たちの立場になってほしい」

「去年はものすごく難しかった。あらゆるチームがトッテナムをつぶしにかかってきていた。理由はわからない。しかし、ラニエリ氏からそうした言葉が聞けたのはとても良かった。それは大きな意味がある」

「昨季のレスターの優勝にケチをつけるつもりはまったくない。しかし、今なら皆さんも昨季のチェルシー戦(9人がカードを出され、ムサ・デンベレ<Mousa Dembele>が6試合の出場停止を受けた)を理解できるだろう。われわれにすさまじい逆風が吹いていたのがわかるはずだ」 (c)AFP/Tom WILLIAMS