【4月15日 AFP】ドイツ西部ドルトムント(Dortmund)で同国ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のバス付近で爆発が起きた事件で負傷したマルク・バルトラ(Marc Bartra)は14日、自身を襲った災難を「人生の中で最も長い15分間」だったと振り返った。

 スペイン生まれのバルトラはインスタグラム(Instagram)に「痛み、パニック、何が起こっているのかも、どれくらい続くのかも全く分からない…人生で最も長く最もつらい15分間だった」とメッセージを投稿した。

 金属の破片を含んだ爆発物は11日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)のASモナコ(AS Monaco)戦へ向けてチームのバスが出発した直後に爆発した。

 バルトラは飛んできたガラス片で負傷し、手首の手術を受けて離脱期間は4週間となっている。

「この数日間のショックは小さくなっている」としたバルトラは、腫れ上がった自分の手首に目をやると、「プライド」を感じると明かした。

「火曜日(11日)に犯人が僕らに負わせようとした被害が、たったこれだけで済んだと考え、誇りを持って見ている」

「この気持ちを記して心の重荷を降ろし、落ち着くことが必要だった。そうすれば、できる限り早く100パーセントの状態に戻ることだけを考えることができる」 (c)AFP