【4月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は12日、準々決勝の第1戦が行われ、王者レアル・マドリード(Real Madrid)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が2得点の活躍をみせ、退場者を出したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2-1で逆転勝利した。

 ロナウドはこれで、欧州サッカー連盟(UEFA)主催のクラブ大会でのゴール数を100得点の大台に乗せた。ロナウドはbeINスポーツ(beIN Sports)に対して、「記録を狙っていた。大台に到達できて誇らしい。しかも相手がバイエルンだったのだからなおさらだ」と話した。

 試合はアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)のヘディングシュートでバイエルンが前半に先制したものの、前半終了間際に得たPKをビダルが大きく上に外して追加点を逃すと、レアルは後半開始直後にロナウドのボレーシュートで同点に追いついた。

 さらにバイエルンは、CBハビ・マルティネス(Javi Martinez)がロナウドに対するファウルでイエローカードを立て続けに2枚もらって退場処分となり、残り30分近くを10人で戦わなければならなくなった。

 そして迎えた後半32分、レアルはロナウドがGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)の股を抜くシュートを決めて逆転に成功し、そのまま勝利を収めた。

 ノイアーは独テレビ局ZDFに対し、「自分たちならやれると信じている。前半は僕らの方が良かったし、2-0、3-0になっていた可能性もあった」と話したが、後半はレアルに主導権を握られ、レアルが放った合計23本のシュートの大半はハーフタイム明けに集中した。

 バイエルンの主将フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)も「前半は完全にこちらのペースだったが、スペースを突き続けることができなかった。レッドカードで流れが変わった」とコメントした。(c)AFP/Ryland JAMES