【4月12日 AFP】11日のサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)準々決勝第1戦で、ユベントス(Juventus)に0-3で敗れたことについて、FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「悪夢」と繰り返して及第点以下のプレーしかできなかったことを嘆いた。

 バルセロナは前半、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)に2点を許すと、後半にもジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)に頭で3点目を決められ、19日に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われる第2戦を非常に厳しい状況で迎えることになった。

 チームは決勝トーナメント1回戦で、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)相手に第1戦を0-4で落としながら、カンプ・ノウでの第2戦に6-1で勝利して奇跡的な8強入りを果たしたが、今回もそれに近い歴史的な逆転勝利が必要になる。

 しかし、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の3トップが不発に終わって完敗したことで、エンリケ監督も歯切れが悪かった。

 監督は「悪夢」という単語を4回も使い、チームがなすすべなく敗れた原因をつかみきれていない様子だった。そして、この日の前半戦をPSGとの第1戦から続く「サードハーフ」だと称して低調ぶりを嘆いた。

「基本的には、前半の2点は相手にプレゼントしてしまったゴールだった。監督としては、どうしてこれほどの差になったのか説明がつかない。まるで悪夢だ。終盤は運もなかったし、今はあしたから立ち直れることを祈るだけだ」

「前半から選手たちは気合が入っていたが、PSG戦と同じミスをしてしまった。そこが問題だった。後半はだいぶ良くなったが、それでも私としては前半のことが忘れられない。悪夢のようだった」

「PSGとの試合ではなかったかもしれないが、まるであの試合のサードハーフのようだった。私は楽観的な人間だが、敗戦の責任は取る。監督は私で、責任は私にある。立て直す方法を考えなくてはならないが、今すぐには考えられない」 (c)AFP