■科学の授業では「科学」を教えるべき

 反対派は、創造説を教える選択肢を教師に与えるこうした法律は教室内で混乱を招きかねず、学校運営を縛るものだと非難する。

 米国立科学教育センター(National Center for Science Education)のグレン・ブランチ(Glenn Branch)副所長は、「教師に天地創造説を教えることを認めれば、創造説を教えるのは憲法違反だと主張する保護者から訴訟を起こされるリスクが生じ、創造説を教えようとする教師を止めたら止めたで、今度はその教師から訴えられる可能性がある」と指摘する。

 サウスダコタ州の州議会では同様の法案が数週間のうちに廃案に追い込まれた。その一端を担ったのが、抗議の手紙を送るという反対運動を率いた全米科学教師協会(NSTA)のデービッド・エバンス(David Evans)事務局長だ。「私たちは、科学の授業で科学を教えることを強く推奨するし、それ以外のことを科学の授業で教えることには強く反対する」とエバンス氏は述べている。(c)AFP/Lana Straub