【4月5日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)のQBトニー・ロモ(Tony Romo)が4日、14年間に及ぶキャリアに終止符を打ち、今後はテレビ解説者に転向することを発表した。

 昨年先発の座をダック・プレスコット(Dak Prescott)に譲ったことで、移籍がうわさされていた36歳のロモの去就は、今オフシーズンにおける最大の見どころとなっていた。また、デビューからカウボーイズ一筋の同選手は、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)かヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)で再生の道を歩むのではないかとみられていた。

 しかしながら、NFLプロボウル(NFL Pro Bowl)に4度輝いた実績を誇るロモは、競技から退くことを決断。米CBSで元QBのフィル・シムズ(Phil Simms)氏に代わり、テレビ界でのキャリアを追い求める形となった。

 ロモはツイッター(Twitter)で、CBSスポーツ(CBS Sports)のブレザーを身にまとった自身の写真とともに「現役を終えたら解説者になりたいと思ってきた」とつづった。

「伝説的なチームから次なる道へ進み、キャリアの次なる段階を歩みだすのは、まさに夢がかなったといえる」

 今月37歳の誕生日を迎えるロモは、昨年8月に背中を骨折すると、残りのシーズン大半はリハビリを余儀なくされ、自身のポジションはカウボーイズをプレーオフに導いたプレスコットに奪われていた。

 通算パス獲得ヤード3万4183、タッチダウンパス通算248本と、どちらもカウボーイズの球団記録を持っているロモだが、2012年以降は故障の影響でシーズンを通してプレーできたことがなく、過去2季で計21試合を欠場していた。(c)AFP