【4月4日 AFP】米政府が、国連人口基金(UNFPA)に対する資金拠出を停止することが分かった。政府当局者らが3日遅く明らかにした。同基金が行っている、人工中絶手術の提供をはじめとする「強制的な」家族計画の取り組みを問題視しての措置だという。

 国務省関係者によると、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領はレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官に対し、「強制的な中絶や意に反する避妊手術のプログラムの運営を支持したり、関与したりする組織やプログラムに対し、国民からの税金が確実に投入されないようにするため、法の下で許容される限り、あらゆる必要な行動を起こす」よう指示したという。

 この関係者が発表した声明によると、資金拠出は2017会計年度中に停止されるという。(c)AFP