アイスホッケー選手が相手選手に暴行し有罪判決、スウェーデン
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【4月1日 AFP】スウェーデンアイスホッケーのプロリーグでプレーする選手が試合中に相手選手の首元にスティックを押し付けて倒したとして、31日に執行猶予付きの有罪判決と罰金刑を科された。
スウェーデンアイスホッケーの最高峰、スヴェンスカ・ホッケーリーガンのルーグレBK(Rogle BK)に所属するヤコブ・リリャ(Jakob Lilja)被告は、2015年3月15日に行われた試合中に、マルメ・レッドホークス(Malmo Redhawks)のヤンス・オルソン(Jens Olsson)を背後から倒した。
リンクにうつ伏せのまま倒れたオルソンは、担架で運ばれたものの大事には至らなかった。23歳のリリャ被告は、この事件で6か月間の出場停止処分を受け、暴行罪で起訴された。
スウェーデン南部マルメ(Malmo)の裁判所は判決文で、「当該選手は故意であることを否定し、事故だったと主張している。しかしながらビデオ映像を見ると、被告が意図的にスティックを伸ばし、相手にけがをさせたことに疑問の余地はない」と述べた。
裁判所は具体的な執行猶予期間については明らかにせず、リリャ被告に対して罰金2万6000スウェーデン・クローナ(約32万円)を科した。
現在リンシェーピングHC(Linkopings HC)でプレーするリリャ被告は、今回の判決についてチームのウェブサイトで「極めて遺憾である」として、「自分や大勢の見解では、率直に間違いだ」と主張した。
リリャ被告は控訴する意向を示しており、リンシェーピングも同選手を「100パーセント」支援すると表明している。(c)AFP