【3月31日 AFP】ソーシャルメディアで酷評の嵐が吹き荒れているサッカーポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の胸像だが、制作を担当した彫刻家は30日、同選手が作品のできに満足していたと主張し、さらにはしわを取り除くようお願いされたことを明らかにした。

 ポルトガルのマデイラ(Madeira)島で29日、島内の国際空港をロナウドの名に改称する式典が行われ、ロナウド本人やポルトガルの首相と大統領、約5000人のファンが見守る中、彫刻家のエマヌエル・サントス(Emanuel Santos)氏が制作したロナウドの胸像がお披露目された。

 笑みを浮かべるロナウドの胸像が公開されると、ソーシャルメディア上では髪形以外の顔立ちが本人と似ても似つかなく、恐怖さえ覚えるとの声が続出した。しかし、40歳のサントス氏は、ロナウド本人からは否定的な反応はなかったとして、自身の仕事ぶりを評価している。

 ポルトガルのラジオ局「ヘナセンサ(Renascenca)」に対してサントス氏は「本人の感想を知りたくて、彼と直接話す機会をいただきました。彼は作品を『気に入っている』と私に話してくれました」と述べた。

 サントス氏はまた、自身のイメージを大切にしているロナウドが、式典の前に少しだけ変更できないかとお願いしてきたことを明かし、「いくつかあったしわが原因で、実年齢よりも老けていたようにみえたので、クリスティアーノ側からそれを取り除いてくれないかというお願いがありました。だからしわを消し、より幸せそうな表情にしました」と語った。

 サントス氏は胸像の制作過程についても言及し、写真を基に仕事をしなければならず、それが作業をより困難にしたと明かしている。

「有名人の肖像を制作するのは難しい作業で、特に本人が近くにいなければなおさらです。どんな作品にも批判はありますし、万人を納得させることはできません。彫刻は彫刻であって、写真は写真なのです」

 ロナウドが育ったマデイラ諸島の都市フンシャル(Funchal)には、同選手の功績をたたえ、空港や胸像のほかにもこれまでに「CR7記念館(CR7 Museum)」や銅像が建てられている。(c)AFP