【3月28日 AFP】韓国サムスン電子(Samsung Electronics)は27日、安全上の問題でリコール(回収・無償修理)していた同社のスマートフォン「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」の一部を再生品として販売すると発表した。

 スマホメーカー世界最大手のサムスンは、各市場における規制機関と協議の上、「再生機またはレンタル機」として販売するとしている。

 サムソンが旗艦モデルと位置付けていた同機種は、バッテリー発熱・発火の懸念を理由に推定400万台が回収された。これまで同社は回収品への対応策を明らかにしておらず、廃棄処分された場合は環境に悪影響を及ぼす恐れもあった。

 同社は声明で、回収品を「再利用し、環境に優しい方法で処理」すると表明。使用可能な部品は再利用のため取り外し、金属はリサイクル専門企業が抽出するとしている。

「再生機またはレンタル機としての販売については、規制当局との協議に応じて、また各地の需要も考慮して決める」としており、「地域と発売日も適宜決定する」という。(c)AFP