【3月26日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は25日、各地で行われ、ホームでギリシャと1-1で引き分けたベルギーのロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督は、タレント集団という評価に見合った活躍を披露できなかった選手に奮起を促した。

 エデン・アザール(Eden Hazard)をけがで欠いたベルギーは、それでもイングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)に所属するロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)や、イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)でプレーするドリース・メルテンス(Dries Mertens)といった一線級のタレントをそろえたが、ゴールは遠かった。

 21得点1失点で今予選4連勝を飾っていたベルギーは、後半44分のルカクの得点により何とか勝ち点1を手にし、2位ギリシャと2ポイント差のグループH首位の座を守った。

 マルティネス監督は、「大いに不満を感じている。豊富な個々のタレントをわれわれは無駄にしている。もっと多くのことを示す必要がある」とコメントしている。

「十分に攻め込めなかった。ピッチ状態も良くなかったが、それは言い訳にならない。ポジティブな点はわれわれがまだグループのトップに立っているということだ」

 ホームのブリュッセル(Brussels)で創造性を欠いたベルギーは、後半開始20秒にコスタス・ミトログルー(Kostas Mitroglou)に今予選3点目を決められ、ギリシャを追う展開となった。

 後半20分にギリシャは、パナギオティス・タフツィディス(Panagiotis Tachtsidis)がトビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)に対する悪質なファウルで2度目の警告を受けて退場となり10人となった。

 するとベルギーは、終了間際の同44分にルカクが同点ゴールをマークした。なお、ロスタイムにギオルゴス・ツァヴェラス(Giorgos Tzavellas)も退場となったギリシャは、9人で試合終了を迎えている。(c)AFP