【3月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で7度の総合優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の息子ミック・シューマッハ(Mick Schumacher)が今月22日、運転免許が取得可能となる18歳の誕生日を迎える。

 2013年12月のスキー事故で負った重度の頭部外傷から、現在はスイス・ジュネーブ(Geneva)のレマン湖(Lake Geneva)にある自宅で回復に努めるミハエル氏を父に持つミックは、すでにF4選手権(FIA Formula 4 Championship)でのキャリアをスタートしているが、同国での運転免許が取得できる年齢に達することを心待ちにしているという。

 運転免許試験に向けて勉強中だという17歳のミックは、独紙ビルト(Bild)に対し、「レーストラック以外でアクセルを踏めるようになる日が来るのが待ちきれない」と語った。

 同紙の報道によると、メルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)とのアンバサダー契約も予定されているというミックは昨年、F4で2015年の総合10位から2位に躍進し、将来はF1のスターレーサーになる宿命にあるようにもみえる。

 4月第3週の週末に英シルバーストーン(Silverstone)で欧州F3選手権(FIA European Formula 3 Championship)初レースを迎えるプレマ・パワーチーム(Prema Powerteam)のミックは、「今シーズンは僕にとって新たな挑戦となるし、F3は理にかなった次なるステップだ」と話した。

「競争はより厳しく、ハードになる。すべてが今まで以上に難易度を増し、張り詰めたものになるだろう」 (c)AFP