【3月18日 AFP】英王室のウィリアム王子(Prince William)と妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は17日、仏パリ(Paris)を訪れ、大統領府エリゼ宮(Elysee Palace)でフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領と会談したほか、英国大使館で開かれた起業家のレセプションパーティーや夕食会に出席した。ウィリアム王子がパリを公式訪問するのは母親のダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)が同市内で起きた自動車事故で死去した1997年以降初めて。

 英仏両国のつながりをたたえるレセプションパーティーに出席したウィリアム王子は、若い起業家たちに対して「英国は欧州連合(EU)から離脱する決定を下したが、フランスとのパートナーシップは今後も続く。両国の協力体制の深さと幅広さはこれからも変わらない」と訴えた。

 ウィリアム王子夫妻は18日には、2015 年11月にパリのコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」で起きた同時襲撃事件の被害者らに会うほか、ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2017)のフランス対ウェールズ戦を観戦することになっている。王子が、故ダイアナ元皇太子妃が乗車していた車が事故に遭ったアルマ橋(Pont de l'Alma)を訪れる予定はないという。(c)AFP