【3月17日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は16日、母国ブラジルの税務当局から脱税のために科された5500万ユーロ(約68億円)の罰金が、不服申し立てにより伝えられるところによると半分に軽減され、「大きな勝利だ」と宣言した。

 カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)からバルセロナへの移籍についても法廷闘争の渦中にあるネイマールは、自身の権利の中で家族に肖像権の管理を任せているとしていたが、検察当局はそういった手段は脱税を助長するものだとしていた。

 財務省管轄の財政上訴裁判所は15日、ネイマールの父親が立ち上げた会社2社間の契約における2件の脱税の有罪判決について無効と判断。しかし、その他3件については有罪判決が支持された。

 地元紙フォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)は、昨年3月に科された1億8800万レアル(約68億円)の罰金は半減される可能性もあると報じているが、実際の額については明らかになっていない。

 ネイマールの父親はSNS上で、「大きな勝利を収めた。われわれ家族のビジネスは合法と認められた」とコメントしている。(c)AFP