【3月16日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は15日、2020年東京五輪のゴルフ競技が行われる霞ヶ関カンツリー倶楽部(Kasumigaseki Country Club)について、女性が正会員になれない状況が改善されない場合は、会場の変更を行うと語った。

 14日には、英スコットランド(Scotland)の名門ゴルフコース「ミュアフィールド(Muirfield)」が、273年に及ぶコースの歴史で初めて女性会員の入会を認めた。バッハ会長はこの日、プライベートクラブの霞ヶ関CCが入会制度の変更をしなかった場合におけるIOCの立場は「きわめて明快」だとした。

 来年の冬季五輪が開催される韓国・平昌(Pyeongchang)を訪問したバッハ会長は、報道陣に対し、「男性と女性に平等な機会を提供している施設だけが、五輪会場になることができる」と話した。

「われわれもまだ、同会場(霞ヶ関CC)が変更を行うと自信を持っている。もし実行されなければ、別施設になる」 (c)AFP