【3月16日 AFP】(訂正)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)は15日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は第15シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に敗れ、大会4連覇の可能性がついえた。

 キリオスはこの日、ジョコビッチに6-4、7-6(7-3)でストレート勝ち。初対戦となった今月初めのメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL 2017)に続き、2連勝を飾った。今季マスターズ第1戦で準々決勝進出を決めた21歳は次戦、第9シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の勝者と激突する。

 2014年大会から3連覇中で、同大会19連勝を記録していたジョコビッチは、2008年と2011年にもインディアンウェルズ(Indian Wells)で栄冠に輝いていた。

 勝利を収めたキリオスは、「彼は素晴らしい選手であり、プロフェッショナルだ。簡単な試合には絶対ならないとわかっていた」と話した。

 しばしば、持ち前の才能がコート上での行動によってかき消されていると指摘されるキリオスは、「精神的に良い状態にある」としたうえで、「とにかくうれしい。全ポイントで一生懸命戦っているし、非常に高いレベルでサーブが打てている」と語った。

 一方、キリオスに14本のサービスエースを決められ、試合を通して一度もブレークポイントを握ることができなかったジョコビッチはラケットを破壊するなど、ストレスがたまっている様子を見せていた。(c)AFP