【3月16日 AFP】米インターネットサービス大手ヤフー(Yahoo)が2014年にサイバー攻撃を受け5億人分のユーザー情報が流出した問題で、米司法省は15日、ロシアの情報機関・連邦保安局(FSB)の要員2人と「ハッカー」2人を起訴したと発表した。

 起訴されたドミトリー・ドクチャエフ(Dmitry Dokuchaev)被告(33)とその上長のイーゴリ・スシン(Igor Sushchin)被告(43)はいずれも旧ソ連・国家保安委員会(KGB)の後継組織であるFSBの要員で、同じく起訴されたハッカー2人を雇いサイバー攻撃を指示したとされる。

 ドクチャエフ被告は、ハッキング事件を捜査するFSB情報セキュリティーセンター(FSB Center for Information Security)、通称「センター18(Center 18)」に所属していた。同センターはサイバー犯罪に関する米連邦捜査局(FBI)との連絡窓口になっている。

 ドクチャエフ被告は今年、モスクワ(Moscow)で反逆行為の疑いで逮捕されたと報じられていた。司法省は、ヤフーへのサイバー攻撃の目的はスパイ行為と経済的利益で、標的には米ロ両国の政府職員やロシア人ジャーナリストが含まれていたとしている。(c)AFP